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頭皮の糖化で抜け毛が増える?頭皮の糖化を予防し薄毛を防ぐ5つの方法

こんにちは、親和クリニック福岡院です。

みなさんは「糖化」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

糖化は体の老化現象の一種のこと。
糖化が引き起こされることで、私たちの体に様々な悪影響が起こってしまいます。

もちろん、糖化の影響は髪の毛の成長にかかわる頭皮にも!
頭皮が糖化することで抜け毛や薄毛リスクなど、髪に様々な悪影響が出てしまうため普段からの対策が必要不可欠です。

そこで今日は、頭皮の糖化の原因や予防方法についてお話いたします。

頭皮の糖化とは?糖化により起こる悪影響

本題に入る前に、まずは「頭皮の糖化」について、具体的にお話していきましょう。

糖化とは?

糖化とは、タンパク質や脂質が糖と結合することを指します。

糖とは、ご飯などの炭水化物やお菓子などの甘いものにたくさん含まれている糖質のこと。
食事により糖質を過剰に摂取すると、体内で糖とタンパク質が結合。
老化物質の一種であるAGE(糖化最終生成物)という物質が作られます。

しかしこのAGEは体内の細胞と結びつくことで細胞を劣化させてしまい、私たちの体に様々な悪影響をもたらすのです。

頭皮の糖化が進むとどうなる?

冒頭で糖化は老化の一種とお話しましたが、頭皮も例外ではありません。
頭皮が糖化すると下記のような症状が起こるようになります。

  • 頭皮が硬くなる
  • 髪がうねる
  • 抜け毛や薄毛が進行する

加齢により体内の糖化が進むと、頭皮の糖化も進行していきます。
そして糖化が進むことで頭皮の新皮層の弾力が失われていくため、血行不良や新陳代謝の低下が発生。
それにより、毛髪の発育に関わる頭皮環境の悪化が引き起こされてしまうのです。

頭皮の血行が悪くなり頭皮に栄養が行き届かなくなると、髪の毛を作る毛母細胞の働きが弱まるため抜け毛が増加。
そのため、薄毛が進行する原因となるのです。

そればかりか糖化の進行で体内に糖が増えてしまうと、毛細血管を通じて毛髪の内部へ糖がたまってしまいます。
毛髪の内部に糖がたまることで髪はダメージを受けてしまい、抜け毛や髪のうねり、ツヤ・コシの低下などの髪トラブルの原因となってしまうのです。

頭皮の糖化の原因

頭皮が糖化するのには、以下の5つの要因が関わっています。

  • 強い紫外線を直接浴びる
  • パーマやカラーリングのやりすぎ
  • 栄養バランスの悪い食事
  • 日常的なヘアケア不足
  • ストレスを抱えている

これら5つの要因に一つでも当てはまるものがある場合は、頭皮の糖化が進んでいる可能性がありますので注意しましょう。

頭皮の色で糖化しているかどうかがわかる

頭皮の糖化が進んでいるかどうかは、頭皮の色でも判別することができます。

糖化は“体内のコゲ”と称されるように、糖化した頭皮は茶色っぽく変色するという特徴を持っています。
もし現在抜け毛や薄毛、髪のコシやハリの低下を感じている場合は、鏡で自分の頭皮の色を確認してみましょう。

頭皮の糖化を防ぐ5つの方法をご紹介

私たちの髪の毛の老化を促進させてしまう、頭皮の糖化。
一体どうやって予防すればよいのでしょうか。

それにはやはり、生活習慣の改善が必要不可欠です。
ここでは頭皮の糖化を防ぐ方法として、下記の5つをご紹介します。

  • 糖質の摂取量を抑える
  • 食べる順番を変える
  • 有酸素運動をおこなう
  • 紫外線予防をする
  • シャンプーを抗酸化作用のあるものに変える

① 糖質の摂取量を抑える

まずはなんといっても、食事から摂取する糖質の量を減らすことです。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物の摂取は控えめにして、ジュースやお菓子など糖類が使われている甘いものはできるだけ食べないようにしましょう。

摂取する糖質の量を減らすことを糖質制限といいますが、過度な糖質制限はNG。
時々ダイエットのために炭水化物を一切取らないようにしているという方がいらっしゃいますが、エネルギーの源である炭水化物を全くとらないでいると低血糖になります。
低血糖になると日常生活に支障をきたしてしまうため、注意。
糖質制限中でも糖質は1日に130g以下、最低でも70g以上は食べるようにしましょう。

また、お菓子でも糖質の低い低GI値のものであれば食べてもOK。
たとえば、以下のようなお菓子は食べても大丈夫です。

  • ヨーグルト
  • りんご
  • みかん
  • 大豆を使ったお菓子
  • クッキー
  • カステラ
  • ポテトチップス

また、お米を雑穀米や発芽玄米に、麺類はそばに、そしてパンはライ麦パンに変更すると糖質量を抑えることができます。
砂糖の種類を変えるのも糖質を抑えるのに有効です。
たとえば、ショ糖の割合が多い上白糖や三温糖から、ショ糖の割合が低めのきび砂糖やてんさい糖などに変えるのがおすすめです。

ただし、糖質制限の落とし穴である満腹になりにくい性質に要注意。
糖質制限をしているとおなかがいっぱいになりにくいというデメリットがあります。
そうすると、肉などの脂質やタンパク質の多い食べ物をたくさん摂取してしまいがちです。

結果として栄養バランスが崩れて薄毛リスクを高めてしまうので、意識してバランスの良い食事を摂るようにしてください。

② 食べる順番を変える

同じ食事でも、食べる順番を変えるだけ糖化のリスクを減らすことができます。

健康的に痩せるための手段として“食べ順ダイエット”がよく推奨されていますが、それと同じで、野菜や海藻類、タンパク質、炭水化物の順で食事をするようにすると、血の巡りが良くなり糖化予防になります。

③ 有酸素運動をおこなう

有酸素運動を日常的に取り入れることも、頭皮の糖化を予防するのに効果的です。

食事をおこなってから30分後~1時間後は、血糖値が上昇する時間帯。
そのため、この時間に有酸素運動をおこなうと糖化を予防することが可能です。

普段オフィスワークで運動をあまりしないという方は、ウォーキングや踏み台昇降などの簡単で無理なく続けられる運動がおすすめですよ。

④ 紫外線予防をする

私たちの髪の毛は、紫外線を浴びることでも糖化しやすくなります。
特に毛先は紫外線が当たりやすく糖化しやすい場所となっているため、帽子や日傘で紫外線を防ぐのがおすすめです。

「男が日傘なんて…」と思う方もいるかもしれませんが、最近は男性の日傘も珍しくありません。
むしろ、帽子よりも薄毛対策としては優秀なのでおすすめです。
男性が使いやすいメンズ日傘もたくさん出ているので、自分が使いやすいデザインのものを選びましょう。

\男性の薄毛対策に帽子より日傘がいい理由については、こちらで解説しています/

男性こそ日傘で薄毛対策!帽子よりもおすすめの理由

⑤ シャンプーを抗糖化作用のあるものに変える

現在市販されているシャンプーの中には、抗糖化作用のある成分が入ったものも販売されています。

抗糖化シャンプーは、その名の通り糖化防止に特化したシャンプーのこと。
抜け毛やフケ、かゆみなどの糖化の症状の改善や、頭皮環境を改善し抜け毛を予防する効果があります。
もし最近抜け毛が増えた、髪質が変化したなどの症状を感じたら、シャンプーを抗糖化作用のあるものに変更するのも一つの手です。

頭皮の糖化を防ぐ生活習慣で抜け毛を予防!

今日は頭皮の糖化の予防方法についてお話しました。
頭皮の糖化は抜け毛や薄毛を招く原因となるため、できるだけ避けたいところですよね。

頭皮の糖化は加齢で進行するものの、生活習慣の改善によって抑えることが可能です。
糖質を控えめに栄養バランスの取れた食事を摂ることを始め、本日ご紹介した頭皮の糖化を予防する方法を生活に取り入れてみましょう。

もしすでに抜け毛や薄毛でお悩みの場合は生活習慣の改善はもちろんですが、それだけでは薄毛の進行を抑えることは難しいため、早めに薄毛治療専門のクリニックでの受診をおすすめします。

親和クリニック福岡院は、薄毛治療専門のクリニックです。
薄毛治療や自毛植毛に関する疑問や不安について専門スタッフがお答えする無料カウンセリングを実施しておりますので、薄毛や治療方法などのお悩みをお持ちの方はお気軽にご予約の上ご来院をお待ちしております。