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男性型脱毛症はAGAだけじゃない!3つの男性脱毛症の種類と特徴は?

こんにちは、親和クリニック福岡院です。

男性の薄毛である男性型脱毛症といえば、AGAが有名ですよね。
当クリニックでも、AGAが原因の薄毛の治療に来院される患者さんがたくさんいらっしゃいます。

男性型毛症の代名詞であるAGAは、男性薄毛の原因の実に90%以上を占めると言われていますが、AGA以外の要因で起こる男性型脱毛症で脱毛症状が出ているケースも中にはございます。
そこで今日は、AGAを含む3つの男性型脱毛症の種類と特徴についてお話します。

3つの男性型脱毛症の特徴

男性の髪が薄くなる、または脱毛する症状を引き起こす男性型脱毛症には、AGAの他に脂漏性脱毛症、円形脱毛症というものがあります。
ここではAGAを含む3つの男性型脱毛症の種類と特徴をお話しします。

AGA

AGAとは“Androgenetic Alopecia”の略です。
成人男性の多くに見られる進行性の脱毛症のことをさします。

主に生え際や頭頂部、または両方から薄毛が進行していくのがAGAです。
生活習慣の乱れや疲労、ストレスなどの心理的要因に加え、遺伝的要素が組み合わさって頭皮環境が悪化した結果、脱毛を引き起こすと言われています。
50代以降では男性のほぼ半数が発症すると言われているため、普段からバランスの良い食生活を送る、ストレスや疲れを溜めないなど頭皮環境に良い環境を保ち、できるだけ発症を予防しましょう。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、髪の毛が薄くなったり抜け落ちるのは同じですが、脂漏性皮膚炎という皮膚の病気が原因で起こる点が異なります。

脂漏性皮膚炎になると皮脂の過剰分泌が起こり、頭皮がべたつきます。
すると、頭皮にニキビや炎症・湿疹ができ、フケやかゆみなどの症状がみられることも。

また、頭皮のべたつきが見られること気にしてシャンプー時にゴシゴシ洗ったり、汚れを良く落とすシャンプーを使用している人も要注意。
頭皮が傷つくのに加え、皮脂を落としすぎるのも抜け毛の原因になります。

脂漏性皮膚炎を放置した状態でいると脂漏性脱毛症になり、脱毛が進んでしまうことも。

なんといっても、脂漏性脱毛症はAGA治療薬で治すことができないので注意しましょう。
脂漏性脱毛症と診断されたら皮膚科でステロイドなどの成分が入った軟膏などを処方してもらい、原因である皮膚炎を治すことで症状を改善することが可能です。

 

円形脱毛症

円形脱毛症は、頭頂部などに円形や楕円形の脱毛が現れる脱毛症です。
「10円ハゲ」とも呼ばれるものですね。
サイズは10円玉程の物から500円玉サイズなど、さまざまな大きさが見られます。

円形脱毛症の原因はよく精神的ストレスを受けることだと言われていますが、それに加え、本人もしくは家族にアトピー素因があると円形脱毛症になりやすいということが今は分かっています。
円形脱毛症も脂漏性脱毛症と同じくAGA薬が効かないため、治療にはステロイド剤や抗アレルギー薬の内服薬・外服薬の塗布が用いられます。

薄毛治療を始める前に、自分の脱毛タイプを知っておくことが大切

AGAがほとんどの男性脱毛の原因を作っていることはほとんどですが、今回ご紹介したように、中には違う原因から脱毛してしまう場合もありますので薄毛治療を始める際は注意が必要です。
ご自分の脱毛がどのタイプであるかによって治療のアプローチが変わりますので、薄毛治療をお考えの方はぜひ親和クリニック福岡院の無料のカウンセリングをご利用ください。