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薄毛治療をやめるとどうなる?AGA治療薬は継続する必要がある理由

こんにちは、親和クリニック福岡院です。

シルバーウィークは台風の接近に伴い全国的に天気が不安定でしたね。
天気が悪いので、外出せず家で過ごしたという方も多いのではないでしょうか。

秋は台風が多い時期。今後も引き続き天候に注意が必要です。

ところで、日本でおこなわれているAGAなどの進行性の薄毛の治療手段はAGA治療薬のような投薬治療が主流ですが、この投薬での薄毛治療、一体どのくらいの期間続ければ良いか、薬の服用をやめるとどうなるのかを皆さんはご存じでしょうか。

今日は投薬での薄毛治療をやめるとどうなるのか、AGA治療薬を継続する理由についてお話します。

投薬治療による薄毛治療期間の目安

薄毛治療の効果の出方は、人によって個人差があります。
とはいえ、どんなに髪の毛の成長速度が早い人でも月に1㎝程度しか伸びません。

私たちが薄毛治療を始めてから効果を実感し始めるのは、髪の毛が2~3㎝程度伸びてからだと言われています。
つまり、それだけで約2~3ヶ月かかるということ。

さらに、髪の毛にはヘアサイクルという、髪の毛が生えてから抜けるまでの周期があります。ヘアサイクルには休止期、成長期、進行期の3つの時期があるのですが、そのうち髪の毛が抜けてから生え始めるまでの期間の休止期は3~4ヶ月ほど続くため、その休止期も考えると髪の毛が生えて薄毛治療の効果を実感できるまでに大体6ヶ月…約半年程度かかるのが一般的なようです。

ただ、髪の毛は同時期に全部の髪の毛が生え始めるわけではありません。
1本1本ヘアサイクルの開始時期はバラバラです。
そのことを踏まえて、髪の毛が生え揃うまでには1年ほどかかると見ておいた方がいいでしょう。

投薬での薄毛治療の場合、治療をやめるとどうなる?

では、髪の毛が生え揃ったら投薬による薄毛治療をやめていいのでしょうか?

その答えはNoです。

なぜなら、薬を飲むのをやめてしまうと元の薄毛に戻ってしまうから。
AGAの薬を続けているうちは薄毛を抑えることができますが、飲むのをやめてしまうと髪の毛が生え変わりを迎える半年から1年くらいのうちにまた薄毛の症状が現れ始めてしまいます。

ただしその場合でも、服用を再開すれば再び薄毛を改善することは可能。
投薬治療で薄毛を改善したいなら、面倒ですが継続的に薬を服用し続ける必要があります。

ただ、下記のような場合は投薬での薄毛治療をやめた方が良いでしょう。

  • 服用を続けて1年経過しても効果が見られない場合
  • 激しい副作用が起きた場合
  • 女性で妊活を考えている場合

ちなみにAGA治療薬を服用しているのが男性の場合は、妊活中に治療薬を使用していてもほぼ影響はないので安心してください。

AGAは投薬治療では完治できない

AGA治療薬の服用で一度は改善したのにもかかわらず、なぜまた薄毛になってしまうのでしょうか。
その答えは、AGAが進行性の脱毛症であり、投薬による薄毛治療がAGAの原因を根本から完治させるものではないからです。

薄毛治療で使用されるポピュラーなAGA治療薬には、主にミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなどがあります。
それぞれどんな効果があるのか簡単に説明していきますね。

ミノキシジル

ミノキシジルは、日本国内で唯一発毛効果が認められている発毛剤。

外用薬として使用されることが多く、薄毛になっているか箇所やその周辺の血流を改善して健康な髪の毛を作るのに必要な酸素や栄養をスムーズに供給、髪の毛の発毛をサポートする効果が期待できます。

髪の毛を健康に導くことでヘアサイクルを正常化し、抜け毛の増加を防ぐ効果も。

フィナステリド

脱毛を抑えるAGA治療薬である「プロペシア」の主成分が、フィナステリド。
プロペシアのジェネリック薬品を選ぶと、プロペシアの代わりにこの名で表記されています。

フィナステリドの効果は、脱毛の原因となる男性ホルモンDHTの発生を抑えてヘアサイクルの乱れを元に戻し、薄毛の進行を止めること。
薄毛予防効果が期待できるため、髪の毛が生え揃った後の維持治療に使われることもあるようです。

発毛を促すミノキシジルと相性が良く、併用されることも多い薬です。

デュタステリド

デュタステリドはAGA治療薬である「ザガーロ」の成分名で、フィナステリドと同じくジェネリック薬が後発で登場。
ジェネリック薬では、成分名のデュタステリドの名前がそのままつけられています。

効能はフィナステリドと同じく抜け毛を防ぐというものですが、フィナステリドよりも強くDHTの発生を抑える効果があるのが特徴。
そのため、新たな髪の毛の成長も期待できるという点でフィナステリドよりも効力が高いとされています。

ただ、効果が強い分、副作用のリスクが若干ではあるものの上がってしまうのが難点。
そのため多くのクリニックでは、投薬治療の最初は効果が弱いデュタステリドの処方を推奨しています。

ちなみにデュタステリドもミノキシジルとの併用が可能。
ミノキシジルと合わせることで、薄毛を改善し予防する効果がさらにUPします。

薄毛の原因を根本から解決するなら自毛植毛がおすすめ

投薬による薄毛治療は、一時的に薄毛を改善する効果が見られるものの薄毛の原因を根本からなくすものではありません。
途中で投薬をストップすると、また元の薄毛状態に戻ってしまうというデメリットがあります。

そこでおすすめなのが、1度手術すれば半永久的に薄毛の悩みから解放される自毛植毛。

自毛植毛はAGAの影響を受けにくい自身の健康な後頭部の髪の毛を皮膚組織ごと薄毛部分に移植させるため、移植した部分は健康な箇所の髪の毛の性質を引き継ぎます。
そのため、薄毛だった部分も髪の毛が正常に成長するように。

手術なので投薬治療より費用はかかりますが手術後はメンテナンス不要で髪の毛が生えるようになることを考えると、将来的に見ればずっと薬を飲み続けなければいけない投薬治療と比べて費用対効果は高いのではないでしょうか。

親和クリニック福岡院では自毛植毛の取り扱いはもちろん、自毛植毛の経験が豊富で技術力の高いドクターが揃っております。
もし薄毛の進行に悩んでいて自毛植毛に興味があるという方は、親和クリニック福岡院の無料相談 にてお気軽にご相談ください。