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薄毛と睡眠の相関関係!眠りの質をUPして薄毛予防・改善

こんにちは、親和クリニック福岡院です。

以前ブログで、薄毛改善・予防のためにできることの一つとして「睡眠不足の解消」についてご紹介しました。
そこで今日は、薄毛と睡眠の相関関係について、もっと深くお話していこうと思います。

眠りの質を悪くするNG行動や眠りの質をUPするおすすめの食べ物についてもご紹介するので、ぜひ参考にいただけたらと思います(*^-^*)

薄毛は睡眠不足も原因の一つ

皆さんはつい夜遅くまで、スマホゲームや動画鑑賞、SNSの更新などでスマホをいじっていませんか?
慢性的な睡眠不足は薄毛を引き起こす原因の一つです。

私たちの髪の成長には、子供の身長の伸びにも関わる成長ホルモンが深く関わっています。

成長ホルモンは三大要素である炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝をUPさせる作用を持つのに加え、身長の他、アミノ酸の吸収率を上げてたんぱく質の合成を促す効果があります。
髪の毛や肌や爪を作る働きがあります。
夜しっかり睡眠をとらないでいると成長ホルモンが十分に分泌されず、髪の毛が健康的に育ちにくくなります。
その結果、薄毛が進行してしまう恐れがあるのです。

良い眠りとは?睡眠のメカニズム

良い眠りとはいったいどんな眠りなのでしょうか。

皆さん恐らく耳にしたことがあると思いますが、睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」という二つの種類があります。
質の良い眠りを得るか、悪い眠りを得るかは、このノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが深くかかわっています。

ノンレム睡眠とレム睡眠の違い

ノンレム睡眠は、脳が完全に休息している状態の深い眠りのことで、この眠りには脳や身体の細胞を回復する役割があります。
そのため、ノンレム睡眠時は成長ホルモンが分泌し、体の成長や発育、肌のターンオーバーの活性化、新陳代謝のUPなど身体に良いことがたくさん起こります。

ノンレム睡眠とは反対に、レム睡眠は記憶の整理や固定といった役割を持つ浅い眠りのことで、心の回復や脳の情報の定着・消去などがおこなわれます。
レム睡眠時は脳がまだ覚醒しているため、一見しっかり眠っているようでも眼球運動が起こっていたり、夢を見たりします。

この二つの睡眠のサイクルは、ノンレム睡眠60~80分、レム睡眠10~30分を合わせた90~120分を一つの睡眠サイクルとして、一晩で3~5回繰り返しおこなわれます。

この睡眠サイクルの内もっとも眠りが深くなるのは、入眠してから最初の2サイクル(約3時間)なので、この入眠直後の眠りの質がとても大事なのです。

入眠後3時間が髪の成長を促すゴールデンタイム

上でお話したように、髪の成長には成長ホルモンの分泌が非常に重要。
よく、成長ホルモンは夜の22時~2時がゴールデンタイムと言われていますが、厳密には違います。

正しくは、入眠後3時間の間が成長ホルモンを最も分泌するゴールデンタイムです。
夜22時~2時という時間には科学的根拠がないため、寝るのが夜22時を過ぎてしまっても問題はありません。

それよりも、入眠後3時間の間にいかに質の良い眠りをとれるかが髪の健康の向上に大きく左右するので、睡眠を妨げる行動は控える必要があるでしょう。

成長ホルモンは薄毛改善に不可欠なホルモン

成長ホルモンは入眠後3時間がピークで、その後は数時間かけて身体のさまざまな器官にめぐっていきます。

成長ホルモンには、

  • 髪の頭皮環境を健康にするのに欠かせない血行の改善
  • 毛母細胞の増殖の促進
  • 髪の材料であるタンパク質の増加
  • 抗炎症作用

など、薄毛改善・育毛に最適な成分がたくさん含まれています。

育毛や薄毛改善のためにも、できるだけたくさんの成長ホルモンを分泌させる環境を整えておきたいものですよね。

寝る直前のスマホやテレビは眠りの質を悪くするNG行動

皆さんの中に夜布団に入る直前や布団に入ってからもテレビやスマホを見ているという方はいませんか?

テレビやスマホから発生するブルーライトの明るい光は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまう作用があるため、

「寝つきが悪くなる」

「眠りが浅くなる」

など質の悪い眠りになってしまいがちです。

質の良い眠りをとるためにも、就寝の2時間前にはテレビやスマホの使用を控えるようにして、睡眠環境を整えるよう心がけましょう。

また、入浴についても就寝の2時間前に済ませておいた方がベター。
ヒトの身体は入浴によって温まった体内深部の温度が下がると眠気が起きるようにできているのですが、体温が変化し自然な眠気が起きるまでに2時間ほどかかるからです。

眠りの質をUPするおすすめの食べ物

寝つきが悪い場合におすすめの食べ物は、トリプトファンを多く含むヨーグルトやホットミルクなどの乳製品や、豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、卵、カツオ、マグロ、牛肉などのタンパク質などです。

トリプトファンは日中、セロトニンに変化して脳内を活発する効果を発揮し、夜にはメラトニンに変化して睡眠を促す効果があります。

また、眠りが浅い場合におすすめなのは、精神を落ち着かせてリラックス効果のあるGABAを含む食べ物です。

主に発酵食品やキノコ類、雑穀、トマトなどに含まれています。

食事やカフェインを含む飲み物についても就寝直前は避け、寝る3時間前には控えるようにしましょう。
水分補給をしたい場合はカフェインを含むお茶やコーヒーは避け、白湯やホットミルク、ハーブティーなどの温かい飲み物がおすすめです。

薄毛予防・改善は睡眠の質を改善することから!

今日は薄毛予防・改善と睡眠の関係についてお話しました。
睡眠不足や質の悪い睡眠は髪の毛の健康に非常に悪いので、普段から質の良い睡眠を取れるよう生活を整えましょう。

とはいえ、すでに進行してしまってい薄毛を改善するのはなかなか難しいものです。
親和クリニック福岡院では薄毛の悩みを抱える方に対し無料カウンセリング無料メール相談 をおこなっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください(*^-^*)