AGA治療薬は飲み合わせに注意!薬別の併用注意・禁忌薬をチェック
こんにちは、親和クリニック福岡院です。
現在、日本のAGA治療ではAGA治療薬を用いた投薬治療が主流となっています。
AGA治療薬は服用する、または患部に塗るだけで薄毛対策ができるため、気軽に始めることができるのは投薬治療の大きなメリットです。
一方でAGA治療薬には、他の薬との飲み合わせに注意しなければいけないデメリットもあります。
特に併用が禁じられている薬と一緒に服用してしまうと健康被害が出るリスクがあるので、併用する場合は慎重にならなければいけません。
そこで今日は、AGA治療薬と一緒に服用してはいけない薬についてお話します。
AGA治療薬は飲み合わせに注意!治療薬ごとの併用注意・禁忌薬は?
AGA治療薬は、飲み合わせによっては強い副作用が出てしまうことがあります。
そのため、普段から他の病気などで薬を服用している方は特に飲み合わせに注意しなければいけません。
ここではAGA治療薬ごとの併用注意・禁忌薬をまとめましたので、これから投薬治療をはじめようと考えている方は今飲んでいる薬が該当していないかチェックしてください。
プロペシア(フィナステリド) の併用注意・禁忌薬
プロペシア(フィナステリド)には併用禁忌薬の指定はありませんが、飲み合わせとして注意すべき薬があります。
それは「CYP3A4阻害薬」と呼ばれる薬のこと。
CYP3A4阻害薬には、CYP3A4(肝臓や小腸にある酵素)の持つ薬物を代謝する働きを阻害する作用があります。
このCYP3とA4阻害薬プロペシア(フィナステリド)を併用してしまうと薬が体外に排出されにくくなるため、薬の効果が出過ぎてしまいます。
薬の効果がよく出るのは、一見良いことのように思いますよね。
しかしながら、薬の効果が強すぎるとフィナステリドの血中濃度が上昇し、腎機能の低下などの深刻な副作用を引き起こすリスクが高くなります。
そのため、効果が出すぎるのも注意が必要なのです。
もしあなたが現在CYP3A4阻害薬を服用している場合、プロペシア(フィナステリド)は注意して服用してください。
そして、万が一副作用が出たら一旦服用を止めて様子をみましょう。
主なCYP3A4阻害薬一覧
主なCYP3A4阻害薬は以下の薬です。
- サキナビル
- リトナビル
- クロラムフェニコール
- イトラコナゾール
- ケトコナゾール
- フルコナゾール
- ネファゾドン
- オルフェナドリン
- クラリスロマイシン
- エリスロマイシン
- ベラパミル
- シメチジン
これらの薬に加え、グレープフルーツジュースやフィルターされていないコーヒーにも代謝を阻害する成分が含まれているため注意しましょう。
ザガーロ(デュタステリド) の 併用注意・禁忌薬
ザガーロ(デュタステリド)はプロペシア(フィナステリド)と同じく、併用禁忌薬はありません。
しかし併用注意薬はあります。
ザガーロ(デュタステリド)の併用注意薬は、プロペシア(フィナステリド)と同じくCYP3A4阻害薬です。
CYP3A4阻害薬と併用するとデュタステリドの代謝が悪化し血中濃度が上がってしまい、腎機能の低下などの副作用が起きるリスクがあるので注意しましょう。
ミノキシジルの併用注意・禁忌薬
発毛効果が期待できるミノキシジルは、実はもともと薄毛治療用に開発されたものではありません。
本来は高血圧治療のために開発された経緯を持つ薬のため、注意すべき飲み合わせはたくさんあるので覚えておきましょう。
降圧剤
ミノキシジル自体に血圧を下げる効果があるため、併用すると血圧が必要以上に下がってしまうリスクがあります。
鎮痛剤(イブプロフェン、ロキソニン)
これらの鎮痛剤には血圧を上下させる作用があるため、血圧を下げる作用のあるミノキシジルと併用すると副作用が起きる確率が高くなります。
偏頭痛薬(イミグラン)
偏頭痛持ちの方にとって強い味方であるイミグランですが、脳内の血管を収縮させる作用があるため血圧のコントロールができなくなるリスクがあり、併用は危険です。
ED治療薬
ミノキシジルと同じく血管を拡張させる作用があるため、併用すると相乗効果で効果が強く出過ぎてしまい、動悸やめまいといった副作用が出る恐れがあります。
アルコール
薬ではありませんが、ミノキシジルの服用中はアルコールを控えましょう。
アルコールにはミノキシジルと同じく血管を拡張する効果があるため、必要以上に血圧を下げて副作用が起きやすくなるので注意です。
AGA治療薬での治療よりも自毛植毛がおすすめ
AGA治療薬での薄毛治療は、先述したように薬の飲み合わせによっては禁止されていたり、副作用が起きたりするリスクがあるため、普段からAGA治療薬以外の薬も服用している方にとっては続けるのが難しいケースもあります。
そこでおすすめなのが、当クリニックをはじめとしたAGA専門のクリニックで取り扱っている自毛植毛です。
自毛植毛には副作用がなく、手術が成功すればAGA治療薬を服用する必要もないため、薬の飲み合わせを気にせず治療をおこなうことができるのは大きなメリットではないでしょうか。
しかも自毛植毛は1度手術すれば半永久的に髪が生え続けるようになるので、薄毛の心配もなくなり一石二鳥。
費用は高いですが、投薬治療の場合は一度服用を始めたらずっと続けないと効果が持続しないため、将来的を考えると自毛植毛の方がおすすめです。
福岡で自毛植毛なら親和クリニックにご相談を!
親和クリニック福岡院では、患者様のご要望を丁寧にヒアリングした上で、豊富な経験と実績を持った医師による最良の施術を提供しておりますので、薄毛でお悩みの方はぜひ一度当院の無料カウンセリングにお越しくださいませ。